リビングルームの照明

お世話になっておりますダイユーです。
住居の照明計画をする上で気にしていることが皆様がすでに生活している空間をより良くするのにお役にたつかもしれないので文章にして見たいと思います。

明るさや、光の色の好みには個人差がありますし、一概にこうすれば万人に該当する良い照明手法だ。というのがあるわけではないのですが生活をする上で抑えておきたいポイントはいくつかあると感じています。

一般的な手法のメリット、デメリットと使い方の主観をいくつかあげてみたいと思います。

1.シーリングライト

住宅で広く使われている丸型だったり、四角型だったりする天井に取付ける照明器具 一般的には引掛シーリングという配線器具が天井に取り付けられており、そこに後付けする。 天井に直接取付けるタイプもあり、これは電気工事が必須。

メリット

1灯で部屋全体に明るさを届けられる便利な照明器具です。LEDの時代に変わり、色温度も明るさもリモコンで変えられるので便利です。

前面に光を拡散させる乳半パネルが使用されるのが一般的なので手元にできる影が柔らかくなり、視作業をすることに長けています。

設計及び施工する側も部屋の真ん中に「引掛けシーリング」を取り付けると終了で、デザインや明るさをお施主様自身でも選べるので自由度が高いです。

デメリット

1灯で部屋全体を明るくするため、この1灯に全明るさが集約するので見上げる等視界に入るとまぶしさを感じます。

天井面からフラットに広がる光は影ができにくいので、揺らぎや陰影など情緒に訴える光にはなりにくいです。

「引掛シーリング」があれば、電気工事不要で器具を取付けることができます。言い換えると自由度が高いためどれが適切な明るさの器具かを選択するのが難しい傾向があります。

主観

全体的に光を広げるのに特化しているので掃除をしたり、準備をしたり、勉強をしたり、そういう細かい作業をするのには影のできにくいシーリングライトの様な光が良いと思います。

ただ、ソファで寛いだり、ゆっくりテレビを見たり、映画を見たり、横になったり、うたた寝したりという身体を休ませるシーンでは器具の配置的にも、器具の光量的にも直接的な眩しさが視界に入ってきやすく目が受ける刺激により交感神経が優位になりますので、不適切かと感じています。

なので状況に合わせて、後に例を挙げる他の間接的な光の照明器具との併用が良いと考えています。